特に苦いものを食べたわけではないのに、口の中が何だか苦いと思った経験はありませんか?
口の中は基本的に味がしないものです。しかし、ちょっとした体調の変化で口の中が苦くなってしまうことがあります。それは病気が原因の場合もあり得るのです。
口の中が苦くなる原因と病院は何科を受診すればいいかを解説していきましょう。
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口の中が苦くなる原因は?
口の中が苦くなる原因の一つに味覚障害があります。
味覚障害の中で一番多いのは、食べ物の味がしないという味覚減退という症状ですが、次に多いのが、何も食べていないのに苦みを感じる自発性異常味覚という症状なのです。
味覚障害が起こる3つの原因とは?
味覚障害が起こる主な原因3つを紹介していきましょう。
亜鉛不足
味覚障害の最大の原因は亜鉛の欠乏と言われています。
舌の表面には味覚を感じる味蕾という微小な細胞があります。味蕾は大体1ケ月という短い周期で生まれ変わる細胞のため、たくさんの亜鉛を必要とします。
亜鉛不足になると、味蕾が正常に生まれ変わることができなくなり、味覚に異常が現れてしまいます。
亜鉛不足になる主な原因は、過激なダイエットや栄養バランスの悪い食生活であると考えられています。
ファストフードや出来合いのお弁当などで済ませていると、亜鉛はほとんど摂取できていないようです。
また、食品添加物に多く含まれているポリリン酸は体内の亜鉛を排出させる働きがあり、体内に亜鉛を吸収する妨げになってしまいます。
ストレス
極度のストレスを感じている時も味覚障害を起こすことがあります。ストレスを感じることで味覚をシャットアウトし、ストレスを軽減させるために感覚を遮断するという現象が起きます。
また、舌の表面には舌苔と呼ばれる白い苔が付着しています。
ストレスや体調不良により舌苔が厚くなったり変色することで味覚障害を起こす原因となります。最近は、このストレスによる味覚障害を起こす人が増えているようです。
病気
病気が原因で味覚障害を起こすことがあります。
味覚障害を起こす病気は多々あるようですが、主なものとして、肝不全や腎不全、貧血や消化器の疾患、糖尿病、甲状腺の病気などが挙げられます。
これらの病気は、味覚障害だけでなく、吐き気や食欲不振、発熱など様々な症状が現れるので、早めに病院を受診する必要があります。
病院は何科を受診すべきか?
では、口の中が苦いと感じ病院に行く場合、何科を受診すればいいのでしょうか?
口の中が苦いと感じる場合、主な原因は味覚障害によるものが大半です。もしかして味覚障害かも?と感じたら耳鼻咽喉科を受診しましょう。
耳鼻咽喉科では、味覚検査を行ってくれます。その結果を見て、血液検査を行い、血清亜鉛値、貧血の有無、肝機能や腎機能など他の病気がないかも調べてくれます。
まとめ
口の中が苦い時の原因と病院は何科を受診すればいいかを解説してきました。原因の主なものは味覚障害であり、亜鉛不足によるものがほとんどであることがわかりました。
亜鉛不足の原因は、栄養バランスが悪い食生活が主な原因になっているので、日ごろからファストフードばかりに頼らず、バランスの取れた食生活をするようにこころがけましょう。
また、症状が改善されるか様子を見るようにしましょう。
また、普段からストレスを溜めこまないように、心身ともにリラックスできる時間や空間を作るようにしましょう。
味覚障害以外にも食欲不振や発熱、体重減少などの症状が現れている場合は、他の病気を罹患している可能性もあります。
食生活の改善などを行い、しばらく様子を見ても症状が改善されない場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診し、検査をしてもらいましょう。
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